名古屋21大師霊場(車いす)

第3番札所「成田山 萬福院」参拝へ。成田山新勝寺・倉木麻衣さんのパワーも感じながら(脱線ぎみ)

 

こんにちは、ゴローです。

車椅子でのお遍路2日目(実施日:2019年2月)の記事です。

前回に引き続き、前日は雨が降っていましたが、当日は見事に晴れてくれました。

本日の記事では、前回の続きとなる、大須三丁目の交差点(二番札所と三番札所の間)からスタートしていきます。第三番札所の「成田山 萬福院」の紹介と、遍路道中や休憩にオススメの立ち寄りカフェなども紹介していきます。

 

第三番札所までの遍路道中

大須三丁目の交差点(第二番札所と三番札所の間)をスタートし、第三番札所である「成田山萬福院」を目指します。

走り始めてすぐに分かりました。前回の疲れが抜けていない!

一週間の休養があったにもかかわらず、親指の付け根が、両手共に痛いと言えばいいのか、あまりにもだるいといった感覚でした。

でも、疲れが残っているということは、それだけ前回、今まで使っていなかった肉体を鍛えられたということでしょう!「心地よい疲れ」(症状での痛みとは違って、僕が攻めているからこそ生じた疲れですからね)と理解して、さあ出発!

※ちなみに、この後の遍路において、中1ヶ月や中3か月などの休養期間が普通になっていくのですが、それでも毎回痛いです(笑)むしろ、1年も前に一週間の休養で挑んだ自分をほめてあげることにします。

名古屋では有名な若宮大通(通称100m道路)を、ひたすら西から東へと進んでいきます。

今回調べて初めて知ったのですが、100m道路というのは、太平洋戦争での日本の敗戦後に、本土空襲によって被災した日本各都市の復興のために、都市計画に基づいて建設された道路のことだそうです。この若宮大通を含めて名古屋市で2本、広島市で1本しか無いということで、貴重な道路なんだなあと感慨深いです。

名古屋市在住の人でも、知らない人が多いんじゃないですかね?もっとありがたく通らないといけない道なんだなと今は思います。

大通りというだけあって、歩道も広く走行しやすいのですが、やはり整備されていても、車椅子で走行するには、公道はかなり勾配が激しいです。しかも今回は、初の長距離下り坂道が登場!

写真で伝わるか分かりませんが、けっこうな下り坂で、右へ前へと、もっていかれるタイヤを操るのは一苦労でした。

一度、手を放して坂に任せて走らせてみたら、思ったよりスピードがつきすぎてしまい、かなり怖かったです。僕の場合はいざとなれば足を使えるわけですが、足の障がいがある方は踏ん張ることができないと考えると、こういった道は危なくて大変だろうなと感じます。

そして、平坦な道と比べて圧倒的に力を使うので、改めて手袋の大切さを感じます。

この先夏に走行する際でも、手袋は間違いなく必須品となります。自転車でも、長距離走る時は手袋が無いときついですよね。たぶんそれと同じ感覚です。

 

900mほど走ったところで、大通りの左側に、成田山の旗が見えてきました!

ピースしてみましたが、思った以上に腕が疲弊していて、なんか弱々しいな(笑)

 

そして、第三番札所の「成田山萬福院」に到着!

それにしても、こんな都会の大通り沿いに、こんなに大きなお寺があるとは全く知りませんでした。こうゆう発見があるのも、昔とは状況が変わった今だからこそ、受けられる恩恵の1つということですよね。

 

 

第三番札所「成田山 萬福院」とは?

まずは何と言っても、全国的に有名な「成田山新勝寺」の分院であり、「名古屋栄の成田山」として、多くの方の参詣を集めるお寺です。

こちらのお寺は、重秀法師により清洲に建立されたものでした。その後、清洲越しにより中区南鍛冶屋町(現在のラシックがある場所)に移転されました。しかしその後、太平洋戦争により焼失し、昭和30年に再建されました(二番札所の七寺もそうでしたが、戦争による焼失は多そうですね)。

そして、平成14年に、現在の場所へと移転され、日本最大級の丈六御本尊不動明王を奉安しています。

いよいよ参拝しようとすると、大須観音に続いて、またこんな大掛かりな階段が・・・となりましたが、階段の左側を奥に行くとエレベーターがあるので参考にして下さい。

 

本堂の右側には、「水掛不動尊」がいらっしゃいますので、水をかけてお祈りしましょう。

 

御朱印は、本堂の左側でいただけます。(写真左側が萬福院の御朱印です)

 

成田山新勝寺への想い

少し本題からそれてしまいますが、千葉の成田山新勝寺について話させて下さい。

4年半前、僕は大本山である、この千葉の成田山新勝寺へお参りに行きました。お参りというよりは、千葉旅行の観光の一つとして、軽い気持ちでしたが。

そして、ここで「病気平癒御守」を買いました。そして、その翌日に風邪をひいて、それが引き金となり、寝たきり状態にまで悪化を経験しながら、4年半が経ち今に至るわけです。

ちなみに、一緒に行ったツレは、恋愛御守を買ったのですが、その時婚約していた恋人とその後別れることになりました。

関係無いと分かってはいるんです!偶然だと。それでも、その後成田山をテレビなどで見聞きする度に、怖くて身震いしてしまったり、複雑な気持ちがありました。

成田山に行ってなければ?・・・千葉に旅行に行ってなければ?・・・この時に風邪をひかいていなかったら?・・・

たら・ればは言い出したらキリがないですからね。でも、理屈じゃなくて、どうしてもそんな考えが出てきてしまう時がありました。

さらに、僕が名古屋21大師に挑戦しようと思ったのは、今回が2回目でした。1度目は2015年12月のことでした。千葉で病気を発症してから2か月半後、既にフラフラながらも、まだギリギリ歩くことが出来た当時の僕は、1・2番のお寺を巡ったところで、翌日に異変が起きて、長い寝たきり生活に入ったのです。

つまり当時は、今回訪れた3番札所の「成田山萬福院」に参拝に行くことができませんでした。そんないろいろな歴史があっての、今回の三番札所たったのです

そしてついに、1年前のこの時に、3年越しの参拝ができたのです!(車椅子とはいえ)

さらには!!時を同じくして。

2月3日の節分の日に、成田山新勝寺で行われている毎年恒例の豆まきイベントに、特別ゲストの一人として、僕が最も尊敬する倉木麻衣さんが選ばれるという、すごいタイミングの奇跡が!そして、豆をいっぱいまいたわけです!

倉木麻衣さんの持つ、心がキレイで純粋なパワーは充分に知っているつもりです。これで、僕が成田山に無意識にいだいてしまっていた複雑な想いは、完全に消え去りました!

と、1年前に手記に書いてあったわけですが、さらに今年の節分の日!僕が一番好きな女優である木村文乃さんが特別ゲストとして豆をまいたのです。

これ、すごすぎないですか!?(笑)なんだか偶然ではない氣がしませんか!?少なくとも、僕は「何か」が動き出した!って感じています。僕の病気が終わるのも遠くはないと感じています!

こうゆうことで興奮できる自分!なんだか懐かしいです(笑)元々こんなやつです。こんな感じの文章が増えてきたら本領発揮です。そして、こうやって本題からそれまくっていくのが本来の自分です。

純粋にお寺巡りの記事を読みに来ていただいている方もいらっしゃると思いますので、今後の記事では極力そちらに専念します。この3番札所付近に関してだけは、興奮しすぎてしまいましたのですみません、大目にみてやって下さい。

そもそも、何で僕は「病気平癒御守」を買ったのかが、今思うと疑問です。この地点では、まだ病気じゃなかったわけですから。もしかしたら、何か導かれるものがあったのかもしれないですね。御守りを買ったらこそ、あの日々を乗り切って、今を生きることが出来たのかもしれない!今はそんな氣がしています。

 

「成田山 萬福院」駐車場の情報など

 

〇住  所:愛知県名古屋市中区栄5丁目26-24

〇電  話:052-241-7670

〇アクセス:地下鉄名城線「矢場町駅」より徒歩5分

〇駐車場 :無料駐車場あり(7台)

 

 

 

第四番札所までの遍路道中

参拝を終え、今度は次の4番札所に向けて進んでいきます。若宮大通りから一本北の道に入って、栄の方へ向かっていきます。

栄という大都会のど真ん中に、4年ぶりに足を踏み入れることが出来ること自体、感慨深いものがありました。以前は月に2~3回は絶対に飲んでいた場所が栄です。

なんだか、元々あった日常に触れたような氣がして感動したことを覚えています。

車椅子の走行はというと、想像以上に腕の力が残っていないため、真っすぐ進めずに、すぐに歩道の端まで車椅子ごと体をもっていかれてしまいます。

そこへ、目の前の大通りに派手なトラックが出現。お寿司屋さんで会えるアイドルチーム「アイドル教室」の子が、トラックの中から僕に手を振ってきました。

ん?どうやら、真っすぐ進めずにトラックに近づくことになってしまっただけなのですが、僕が彼女たちに近づいて行ったように見えたらしい(笑)

後ろでそこを目撃していた家族には、確かにそう見えたらしいです。僕は相当必死だったので、気付くこともなく手を振り返すこともなかったわけですが。申し訳ないことをしてしまいました。

寿司屋のアイドルがいるなんて全く知りませんでしたが、調べてみたら、けっこう人気があるアイドルグループのようです。

しかし、この遍路中は、どうもアイドルに縁があるらしい(笑)

お寺を3つ巡った地点で、「TEAM SHACHI」・「SKE48」に続いて3回目です。まさかの、1寺1アイドル状態です(笑)

すいません、また話が脱線していますね(汗)難所である大通りの横断歩道をなんとか渡り切り、後はひたすら西へ真っすぐ向かいます。

この遍路の目標である、1日1回のカフェ(コーヒー)へと向かいます。

栄は庭みたいなものだったので、けっこうカフェは知っているのですが、通り道にある行きつけだった「ライトカフェ 栄店」があったのですが、3階にあるのにエレベーター無し。

ここのパンケーキかなり美味しいんですけどね。今回は諦めるしかなかったです。なるほど、今まで当たり前だと思っていたことは、すごくありがたい事だったんですね。そして、こういった制限を受けざるをえない方がたくさんいることを、考えたことも無かったなと感じます。でも、仕方ないことだとも思います。当事者にならないと、なかなかそこまで考えが及ばないですよね。

そういった点では、視野が広がって良かったと思っています。

そしてその後、600mの直線を走りきり、目的地のカフェ「カフェ・ロフェル (Cafe Loffel)」に到着しました。

 

 

立ち寄りおしゃれカフェ「カフェ・ロフェル」

以前、「やすだの歩き方」で紹介されていたカフェで、初めて来ました。

1階にありますし、ソファー席があって、お尻の肉が全く無くなってしまった僕にも、かなりありがたいカフェです。こんな感じで、ソファ席だし、目の前に「白川公園」が見えて、ゆったりと出来る隠れ家的なカフェといった雰囲気です。

 

事前に、安田美沙子さんからチーズケーキがオススメだと聞いていたので、この日のメニュー「チョコレートチーズケーキ」と「アイスカフェラテ」を頼みました。僕は、夏でも冬でも、基本的に必ずアイスカフェラテを頼みます。これは昔から変わりません。スイーツがある時は特に、相乗効果で引き立て合うと思っています。

カフェラテは普通でしたが、ケーキがめちゃくちゃ美味しいです!オーナーさんがパティシエらしいので、納得の味です。あの滑らかな食感と、鼻から抜けていくようなチョコとチーズの香りのハーモニーは抜群でした!たぶん何を食べても美味しいと思いますが、少なくともこれはオススメです。

 

さて、少し休憩も出来たことだし、ここからまた頑張ろう!

と言いたいところですが、カフェといったら、普通の人には休憩場所だと思いますが、今の僕にとっては、座ってコーヒー飲んでいる事自体が大勝負になってしまうのです。

完全に体フラフラ状態・頭いてーーーになってしまいましたので、この日はここまで。そもそも、長時間座っていることが出来ない症状があるということを忘れていました(ホントは忘れていないです笑)。

でも、これだけ車椅子で走行を頑張った後に、短い時間だったけどコーヒーまで飲んだというのは、ハッキリ言ってかなりの進歩だと思います!

この調子で、「1寺、1アイドル」じゃないや・・・。「1寺、1コーヒー」を目指してやっていきたいと思います!今回頑張ったおかげで、次回は第四番札所まで行きますよ。

 

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