こんにちは、ゴローです。
先月の9月22日をもちまして、病気が発症してから6周年を迎えることが出来ました!
丸6年かあ、感慨深いですね。
丸4年が経った時は、大学卒業しちゃったなあとか思っていましたが、今回の6年は小学校に入学して、卒業するまでの期間と同じと考えると、その長さを感じます。
もっと言うと、中高一貫だった僕にとっては、あの楽しすぎた中学高校の6年間の期間、ずっと病気だったと思うと、その長さを感じずにはいられません!
そんな記念すべき6周年ですので、思い切ったことをやろう!と考えていました。
5年半記念のブログ記事の最後にも、このように書いていました。
いよいよ次は、「あの場所」へ行くことを目標に取り組んでいこうと思っています!それではまた、半年後にお会いしましょう。
「あの場所」を本命に、3つの候補を決めて、半年間しっかりイメトレをしてきました。
が・・・、7月以降、体調がかなり悪化してしまい、今の状態では無理ということで、今回は断念しました。
正直、肉体的にも精神的にも今かなり辛い状況ではあるのですが、ここを乗り切ればきっと!という想いを胸に日々頑張っています。
そんな中!このタイミングで飛び込んできたビッグニュースが!
熊木杏里さんのライブコンサート『ここにある今日 〜風船葛の願い〜』開催のお知らせです。もちろん現地(日本橋三井ホール)まで行けるわけのない僕ですが、今流行りのオンラインでの配信ライブも同時に行ってくれるということです!
6周年記念日の翌日、病人生活7年目の幕開けの日ということで、6周年の挑戦はこれしかない!と決まりました。
家のベッドで、寝ながら参加できるオンラインLiveということで、「挑戦」という言葉を使うには大袈裟なのかもしれませんが、僕にとっての熊木杏里さん(以降、愛称の「あんりこ」と呼んでいきます)は、病人生活の中においてあまりにも特別な人であり、あんりこのライブに行く!ということが、大きな目標の1つでもあったため、6周年の節目にふさわしい方なんです!
それでは、話を進めていきます。
前置きが長いぞ!笑
Contents
生きるか死ぬかの日々を救ってくれた救世主・熊木杏里
2016年5月頃のことです。
完全寝たきりになって半年弱が経った頃です。毎日必ず起こる発作で、氣を失ったり失神しそうになったり…、1日も欠かさず毎日でした。
長い時には8時間くらい続いて、もう生きる氣力も失いかけていたというか、生きている意味あんのか?みたいに思ってしまっている頃でした。
夕方になると特に体調が悪化し、ここを何とかしたい!と思っていた時、なぜだか分からないのですが、急に「あんりこ」の歌声が聴きたい!と思ったんです。
もう何年も、あんりこの「あ」の字も思い出すことはなかったのに不思議です(あんりこさん、すみません笑)。
インターネットでCDを買ったこともなければ、1人の歌手をのぞいて15年近くはCDを買う習慣のなくなっていた僕が、突然あんりこのベストアルバムを衝動買いしたのです!
しかも、2010年の発売(ベストアルバム「風と凪」)だったので、当時6年以上も前に発売されたものでした。驚きの行動です。
スマホもほとんど見れない時期だったので、自分で買ったか親に頼んだかは忘れましたが、とにかく自分でもビックリでした。
そして!
不思議ですよね。あんりこの歌声を聴くようになってから、夕方の発作が起きる時間が短くなったのです!完全になくなることは無かったけれど、時間が短くなるだけで、何とか頑張っていけるぞ!って思えました。
何より聴いているだけでリラックスできる感じがありました。皆さんにも一度聴いてほしいのですが、ホントに癒しボイスで、心がキレイになる氣がします。
第六感のような不思議な力が働いたとしか思えませんが、あんりこのCDを買ってホントに良かった!それ以来今日という日まで、あんりこの歌声を聴いていない日はほぼ無いです。
僕にとっては、ホントに救世主なのです!
特にあの当時のご恩は忘れません!笑
自分の中で、断トツの恩人が2人いるのですが、3人目を挙げろと言われれば、あんりこか大谷翔平です。それほど僕にとっては大きな存在なんです!
そんな存在でもあるため、病気が治ったらしたいことの目標の1つが、あんりこのライブに行く!ということでした。
もちろん生ライブに行くことが目標でしたが、オンラインなら今でも参加できる!
何より、僕の6周年というタイミングもそうですが、体調が急激に悪化したこのタイミングで開催してくれるのは、運命としか思えませんでした。
あんりこは、2度も僕の救世主になってくれました!!
テンション高いまま、ここまで突っ走ってきましたが、以前からの僕の知り合いにとっては、「あんりこって誰だよ?Goroの口からそんな言葉聞いたこともないぞ!」って思っているかもしれません(笑)
僕自身の中でも、あんりこは不思議な存在なのです。今回のように。
あんりことの思い出について、少し話させて下さい。
高校時代?に出会ったラジオの熊木杏里
高校生の頃、たまにラジオを聴くことがあったのですが(一応、受験勉強のため?笑)その時たまたま出会ったラジオが「熊木杏里の夜なよな白書(東海ラジオ)」でした。
ラジオから流れてきた曲に、思わず釘づけになった記憶があります。そこから毎週聴くようになりました・・・その記憶のはずなんです!笑
が、ウィキペディアで放送されていた年代を調べたら、僕が大学1・2年の時になっているんです。あれ?ウィキの方が間違えてないか?笑
自信がなくなってきましたが(笑)、大学は東京だったので、毎週聴けるはずがないのです。帰省した時だけにしても年に数回?そんなはずは絶対にないです!
謎に包まれてきましたが、とにかく高校生の時に、ラジオのあんりこと出会いました!そういう事にしといて下さい(笑)
ラジオから流れてきた、あんりこの歌声の衝撃は今でも忘れられません!そして、当時の癒しボイス・トーク術にも虜になった記憶があります。
今ならともかく、あの時代に癒しを求めるような人間ではなかったと思うのですが、なぜだかあんりこのラジオに引き込まれました。
これが、あんりことの出会いでした。うーん、不思議だ。
早稲田祭・大隈講堂で再会した、初めての生の熊木杏里
その後、僕がこっそり見出した?(笑)あんりこは、知名度をグングン上げていた。
2004年には、ドラマ「3年B組金八先生」の劇中挿入歌として「私をたどる物語」が選ばれたのです。しかも、金八こと武田鉄矢さんが作詞をして、あんりこに作曲を頼んだわけですが、デモテープを聴いた武田さんが、あんりこの美声の魅力になり、あんりこがそのまま歌うことになったんですよ。あんりこ、すごくないですか!?
さらに2006年には、資生堂のCMに「新しい私になって」が選ばれました。あのキレイな歌声は誰だ!?と当時かなり話題になっていたので、知っている方も多いのではないでしょうか?
そうなんです、あんりこの歌声はホントすごいんですよ!その「声」だけの実力で、多くの人を魅了してしまう人なんです!
知らなかったけど、新垣結衣さん(ガッキー)にも楽曲提供「扉」(3rdアルバム『虹』に収録)をしたりしているんですね。
そんなわけで、僕の知らないところで有名になっていたあんりこは、まさかの早稲田祭に呼ばれることになるのです!
まさかの、という表現を使ったのは、なんとこの時、僕は現役の早稲田生です!笑
再びあんりことの運命が動き出しました!あんりこのラジオのおかげで?早稲田に入れた僕が、在学中に母校でそのあんりこに会えるチャンスが訪れたわけです!
当時、この事実にどこまで興奮していたか定かではありませんが、少なくとも現在これを書いている僕の興奮はおさまりません!!笑
早稲田祭には4年間とも行きましたが、この時の早稲田祭は忘れられませんね。
なんたって、初の生熊木杏里です!!
僕の中ではラジオの中の人。最高の歌声の人。生のあんりこどころか、顔すら見たことなかったわけですから(当時はネット検索なども無かったですし)。
いやあ、最高のタイミングですよねホント。なんか、幼馴染が大きくなって、大きな舞台に帰ってきた、みたいな変な嬉しさと懐かしさみたいなモノがありました。何言っとるかよく分かりませんが(笑)
とにかく、嬉しかったですね!けっこう広い大隈講堂を埋め尽くしていたので、あんりこ人気は世間でも出てきたんだなと、喜んでいた記憶があります。
そんなこんなで、これが僕が生のあんりこに会った初めてのことでした。というよりは、これが最初で最後になります。
そして、この日から月日が流れること14年。
14年ぶりに生の歌声を聴かせてくれた熊木杏里
大学3年生の時以来の生あんりこというか、動くあんりこを見るのが今回のオンラインライブで14年ぶりのことでした。
病気をしてからのこの6年、毎日欠かさず歌声は聴いていましたが、動くあんりこを見るのは14年ぶりだったので不思議な感じがしました(笑)
いや、むしろ「映像」で見るのは人生で初めてという事実も!早稲田祭の時は、遠くて顔も見えないから、今回初めてあんりこの顔を知ったということに?笑
顔もキャラもほとんど知らない、そんな僕だからこそ、あんりこの曲・歌声の素晴らしさを感じずにはいられないのです!皆さんにも是非聴いてみてほしいです!
ベストアルバムを買ってひたすらリピートしていた僕ですが、今回のライブで歌った曲の半分は知らない曲でした。あんりこ奥深いぞ!
それぞれ曲調は違うものの、やっぱりあんりこはすごい!どの曲を聴いても、初めて聴く曲でも感動するものばかりでした。やっぱり、歌声が素敵すぎますね。
そして今回一番思ったことは、14年ぶりに再会したあんりこは、良い意味で変な人になっていました!笑
知らなかっただけで、最初からこんなキャラだったのかもしれませんが。この作詞作曲と歌声を持ちながら、面白キャラで良い意味で裏切ってくれました!
これからずっと、ついていくよ、あんりこに!笑
僕はこれまで、ライブというものに20回くらい行ったことがあるんですが、1人の歌手によるライブのみでした。他の人のライブに行くのは浮気になるかな?と勝手に思っていたので(笑)、オンラインとはいえ今回のライブが初めての経験です。
新鮮さもありましたし、何と言ってもこの歌声を生で聴きたい!という思いが強くなったので、いつか必ずあんりこの生ライブに行ってみせます!
毎日聴いている曲なのですが、改めてライブで聴いていると、生ではないのに涙してしまう曲もありました。あの当時のことが思い出されて、複雑な涙だったと思います。
絶対に聴いてほしい!最強の癒されボイスを持つ熊木杏里
僕の人生において、あんりこの話をしたことがあるのは2回だけです。
1度目は、早稲田祭のあんりこライブに一緒に行った友達と。
2度目は、社会人になってから同期と自転車旅に出かける時でした。東京湾を自転車で一周しようと、東京まで向かっていた時の車内にて。
お互いあんりこが好きということが発覚し、そこから東京まであんりこエンドレスでした。自転車で旅に出るテンション高い中、実にしっとりした曲を聴き続けたという、これまた良い思い出ですね(笑)
そんなこんなで、自分自身からあんりこの話をしてこなかったのも悪いのですが、もっと多くの人にあんりこの曲を聴いてほしいと思います。後悔はさせません!
まずは、熊木杏里さん最新の2つのアルバム(「なにが心にあればいい?」・「人と時」)を聴いてみて下さい!
もう一度言います!あんりこの歌声はホントすごいんですよ!その「声」だけの実力で、多くの人を魅了してしまう人なんです!
もっと評価されていいと思うんだけどなあ。でも、今くらいの方がいいのかな。僕自身は、病気をしたことで再びあんりこと交わることが出来ました。
これからは、一生聴き続けることになると思うし、いつか!いつか!!いつか!!!
あんりこの生の歌声を聴きたいです!
そのためにも、絶対に早く病気を治す!
いや、7年かかってダメでも、10年かかっても、20年かかったら辛いけどそれでも!僕は粘り強く絶対に諦めない!
必ず!いつか憧れみていた夢の先へ行きます。
切符はもうあるんだから。僕を待つ人のもとへ、時の列車を走らせます。
それではまた、半年後にお会いしましょう。