名古屋21大師霊場(車いす)

第9番札所「味鏡山 護国院」参拝へ。前半戦最大の山場、2つの橋渡りに挑戦!

 

こんにちは、ゴローです。

車椅子でのお遍路9日目(実施日:2019年5月)の記事です。

本日の記事では、九番札所までの遍路道中の紹介及び、九番札所である「味鏡山 護国院」で参拝を行っていきます。

前回は、8番札所と9番札所の間にある上飯田駅まで進んでいましたので、本日は地下鉄上飯田駅からスタートしていきます。

いよいよ名古屋21大師巡礼における、前半戦最後の札所(味鏡山 護国院)を目指していくわけですが、遍路道中には大きな橋が2つもあるということで、歩き・車椅子で巡礼される方には、巡礼最大の関門といえる、手ごたえのある遍路道中になってきます!

 

上飯田駅前にあるフルーツパーラー「サン勝美」

それでは、まずは休憩から(笑)

いつもは、札所間にあるカフェを紹介していますが、今回は上飯田駅前を最後に、カフェはおろか寄り道できるような場所は全くありませんので、9番札所まで行かれる方は(体力にあまり自信のない方は)、こちらで最後の休憩をとることをオススメします。

上飯田バスターミナルの1Fにあるフルーツパーラー「サン勝美」さんです。

 

店内には、果物屋さんらしく、たくさんの種類の果物が並んでいます。

 

基本的には果物屋さんなのですが、搾りたてのフルーツジュースや、最近流行りのフルーツサンドなども売っています

しかもジュースは、10種類近くも用意されています。僕はイチジクジュースを頼みました。さすが果物屋さんが提供する、しかも搾りたての新鮮さを感じられる味でした!

 

テイクアウトも可能ですし、店内で休憩がてら飲んでいくこともできます。

テンションが高めの気さくな店員さんが、「今日は暑くて大変でしょう」とカットしたバナナとパイナップルを出してくれました。毎回出してくれそうな雰囲気でしたので、店内で飲んでいった方がお得?かもしれません(笑)

上飯田駅周辺は、以前からよく通っていた場所ではあったのですが、こんな良いフルーツパーラーがあるとは知りませんでした。遍路をしていると、今まで目に入ってこなかったものを再確認できることも醍醐味の大きな一つです。

店内・店員さんの雰囲気も良いですし、味も満足できると思いますので、歩きで巡礼される方は、一度寄ってみてはいかがでしょうか。

 

【店舗情報】

〇住  所:愛知県名古屋市北区上飯田通1-15

〇電  話:052-914-9622

〇アクセス:地下鉄上飯田線・名鉄小牧線「上飯田駅」目の前

○定休日 :毎月第一月曜日

 

 

第九番札所までの遍路道中

上飯田駅から護国院までは、約2kmの道をひたすら北上していきます。

そして、何と言っても2つの川を越えなくてはいけないので、距離以上の体力が必要になってきます。まず1つ目の川「矢田川」を越えるために、三階橋を渡ります。

三階橋は、10年ほどの長い間、架け替え工事が行われていたのですが、3年前に完成して写真の通りキレイな歩道となっています。自転車とも余裕を持って、すれ違うことのできる広さはありがたい限りです。

余談ですが、仕事でこの架け替え事業に少しだけ関わっていたのですが、完成した橋を渡るのは初めてで、まさか車椅子で渡ることになるとは不思議な気持ちでした。しばらく外に出ていなかったので世の中の変化にビックリしますね(笑)

 

橋を上った後は、当然今度は下っていかなくてはいけません。写真のような下り坂が続きます。こ、こわいぞ!

山登りなどでもそうだと思うのですが、車椅子の走行に関しても、上りはもちろんきついですが、下りの方がきついというか難しいです。スピードが出すぎないように踏ん張るということが想像以上に難しいです。

最後、勢いが止められずガードレールにぶつかって膝を負傷しました。痛がっていた時に人が通りかかったので、「大丈夫ですか?」と初めて遍路中に声をかけられました。

心配かけてしまってすみませんと思いつつ、疲れきっているところに声をかけてもらえるのはけっこう嬉しいものでした。

 

その後、少し平坦な道を進んだところで休憩です。疲れきっていたのでガッツリ休憩したいところですが、座っている時間が長くなる分だけ僕の場合は体力がなくなるというジレンマの中、休憩は短めにせざるをえませんでした。

そして再出発!2つ目の川「庄内川」を越えるために、水分橋を渡ります。今回は歩道も狭く、車を気にしながら少し進みづらい道のりとなっています。

けっこう長い上り坂ですので、歩きでも(自転車でも)それなりに大変だと思います。

坂を上りきって、橋まで来てしまえば平坦な道ですので、キレイな河原の景色でも眺めながら進んでいただければと思います。

橋を渡った後は、北西へひたすら進んでいくと、9番札所の護国院に辿り着きます。下り坂があるので、車椅子での巡礼の場合はまたまた難所ですが(苦笑)

 

 

第九番札所「味鏡山 護国院」について

こちらのお寺は、天平年間(729~749年)に「味鏡山天永寺」という名で、僧の行基により創建されたといわれています。

948年に、庄内川の大洪水によって、堂塔は流失してしまいましたが、1111年に、西弥上人によって再興されました。その後も数度の天災にあいながら、本堂改築、諸堂建立をして、現在に至っています。

その他、寺宝として、市の重要文化財に指定されている、古鏡・古鏡起書・仏画等が数多く保存されています。本堂にある行基作の「薬師如来坐像」は秘仏となっています。

 

境内は広く、枯山水の庭園のようにキレイに整えられています。

 

納経所は少し分かりづらい位置にあるのですが、境内の一番西側にあります

 

「味鏡山 護国院」駐車場の情報など

 

〇住  所:愛知県名古屋市北区楠味鋺二丁目732

〇電  話:052-901-0723

〇アクセス:名鉄上飯田線「味鋺駅」より徒歩15分

○駐車場 :無料駐車場あり(約25台)

 

 

 

【車いす遍路9日目】の行程

 

A、上飯田駅

B、少し休憩

C、味鏡山 護国院(第九番札所)

A→B  900m・約15分

B→C 1200m・約25分

 

いつもの通り、遍路後は握力がなくなってしまうのですが、この日は坂が多かったので、ペットボトルの蓋を開けることすら完全にできませんでした(苦笑)

以上で、名古屋21大師巡礼の前半戦が終了です。中区・東区・北区を通して、札所間は割と回りやすい距離感だと感じました(知っている道が多かったからかもしれませんが)。

後半戦は、中川区・港区など名古屋市の南側からスタートしていくことになります。札所間の距離も少し長めになってくるイメージです。

後半戦も頑張っていきますので、今後とも引き続きよろしくお願いします!

 

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