こんにちは、ゴローです。
本日の記事では、倉木麻衣さんの「Sun will shine on u」という曲・歌詞の持つ素晴らしさについて書いていきます。
前回の「病気発症からの歩み」シリーズの記事で、ついに完全寝たきり状態直前までやってきました。その記事で、12月10日から手記を書き始めたとこまでお伝えしました。
その翌日2015年12月11日の出来事です。
心身共に限界をほぼ超えていた時期でした。そんな中、倉木麻衣さんの「Sun will shine on u」という曲を偶然聴くことになりました。
僕は倉木麻衣さんのファンなので、もちろん元々知っていた曲だったのですが、ここまで良い曲・歌詞だったのか!と衝撃を受けた瞬間でした。
病気するまでは、好きな曲ベスト10にも入っていなかったと思いますが、現在では間違いなく世界で1番好きな曲です!
状況や環境が変われば、その曲や言葉などの持つ意味というか、パワーみたいなものは変わってくるということを真正面から感じました。
病気になって6年半以上が経ちます。その中で、自分にパワーをくれた人物を1人あげるとすれば、間違いなく倉木麻衣さんです。
そして、1曲あげろと言われれば、もっと間違いなく!今から紹介する「Sun will shine on u」という曲です!この歌にこの時出会っていなければ、今こうしてキーボードの手を動かしている僕は存在していなかったかもしれません(笑)
倉木麻衣さんと言えば、その人柄の素晴らしさは有名なわけですが、そんな彼女が紡ぎ出す歌詞は、当然優しさに溢れていることはもちろんのこと、その力強さと強烈に届くメッセージは、多くの人の心を動かしてきました。
そんな彼女の優しくも力強いメッセージ。その真骨頂ともいえるのが、「Sun will shine on u」という曲の歌詞だと思います!
僕の場合は、病気がきっかけで、この曲の本当の素晴らしさを知ることになったわけですが、何か辛い状態にある人・思い通りにいっていない人にとって、間違いなく勇気をもらえる歌詞であり曲です!
そんな方には特に!この記事を、そしてこの曲を聴いてみてほしいと思います!
「Sun will shine on u」が生まれた背景
まずは、この曲が生まれた背景を簡単にお伝えします。
そもそもこの曲はシングル曲ではありません。「OVER THE RAINBOW」というアルバムの収録曲なんです。
倉木麻衣のファンでない方には、ほぼ間違いなく知られていない曲だと思います(悔)ホントの名曲というのは、隠れていることが多いですからね。KinKi Kidsの「愛のかたまり」のように(笑)
そんなアルバムが発売されたのは、今から約10年前の2012年1月11日のことです。すなわち、2011年の約1年間が詰まった作品になるわけです。
つまり!東日本大震災の影響をもろに受けたアルバムということができます。あまり知られてはいないのですが、倉木麻衣さんは被災地支援やカンボジア支援の活動など、表立った形ではない所でずっと行っています。10年以上経った今でもです!
そんな彼女だからこそ、この時期にはいろんな葛藤があったことは想像がつきます。でもだからこそ、この時期に磨かれた感性が生み出したこのアルバム、特に「Sun will shine on u」は、誰しもが心打つ曲として完成されたのだと思います。
10枚目のアルバムにして初めて、タイトル曲のないアルバムを制作したという事実が、このアルバムにかける想いの強さを表していると思います。
全ての曲が集まることで、ひとつの大きな希望の光を、虹(レインボー)にたとえて聴いてほしいという言葉が印象的でした。
そして、タイトル曲はないものの、このアルバムの核となる曲が「Sun will shine on u」であるとも、彼女自身も当時語っていました。
この記事を書くにあたり、過去のモノを調べていくうちに知りましたが(笑)ファンとしてまだまだ知らないことがいっぱいありますね(笑)
それでは、僕の命を救ってくれた歌詞を、その時僕が感じていたことなども交えながら紹介させていただきます!
全ての人に寄り添ってくれる・優しさで包み込んでくれるサビと1番の歌詞
君の側にいるよ 辛いときでも
どんなことも二人で 乗り越えよう
baby don’t cry 強いはず 君の心は
いつか Sun will shine on u
歌詞の冒頭がこちらです。
この歌を毎日欠かさず(少なくとも2年以上は)聴くようになった当時、自分の人生の中で、ここまで「辛いとき」というときはなかった。最初の1行目の歌詞が、優しい歌声で僕の耳に入ってきた時、いきなり涙が出た。
「君の側にいるよ」・「二人で乗り越えよう」。この言葉は、倉木麻衣さんから語られていることはもちろんのこと、ここから僕を支えてくれることになる、家族であり、親戚であり、友達であり、たくさんの人から自分に投げかけられている氣がしました。
その後に続く、「泣かないで!君の心は強いはずだから」という意味の歌詞。この言葉は決して、涙を流さないでということを言っているわけではなく、あなたの心は強いから大丈夫、今の困難を必ず乗り越えられるから大丈夫だよ、という優しい言葉なのである。
そして続く、この歌の題名である「Sun will shine on u」。あなたに太陽が輝く時が来るから。「いつか」という表現も、相手を慌てさせることのないように寄り添った、倉木麻衣さんの優しさを感じずにはいられない表現ですね。
僕でいえば、病気が治ることであり、今まで当たり前のように過ごしていた生活が、いつかきっとやってくる、太陽が輝く時がくるからね、という希望の言葉です。
so don’t give up
信じていれば きっと叶う
願えば 届くから 追い求めていれば
let’s go 後ろは振り向かないで
涙はこの場に 置いていこう
先ほどの冒頭の歌詞は、相手が寄り添ってくれるという優しい言葉だったのに対して、続く歌詞は、自分自身(困難をかかえている人自身)が強い氣持ちをもっていられるようにと投げかけてくれる言葉です。
信じていれば!追い求めて入れば!諦めないかぎりいつかチャンスはくる。分かってはいるけど、時にくじけそうに、自分を信じられなくなる時があります。それでも、こうやって曲にのせて聴くことで、もう一度頑張ってみよう!って思えるものだと思います。
後ろは振り向かないで涙はこの場に置いていこう。この表現も心にしみますね。ただ単に前を向け!と言われても、理屈では分かっていても難しい時があります。前を向く訓練を何度も何度もしてきた僕でも、(今かなり辛い状態に陥っているのですが)、やっぱり簡単にできることではありません。
そんな時、「涙をこの場に置く」という、逃げ場を用意してくれているのが優しい部分だと思います。つまり、別に泣いたっていいんですよね。泣くだけ泣いて、後ろを振り向かないようにしておけば、自然と前を向いているものだと思います。
どんな辛くても一人じゃない 君の側で
いつだって 君のこと 見守ってるよ
baby don’t cry 強いはず 君の心
何度だって 立ち上がって歩き出せる
Sun will shine on u
and the sun will shine on u
前半で相手に寄り添う言葉を、後半で本人が希望を持てる言葉を投げかけました。そしてサビに入ります。
サビに入ってもう一度、側にいるよと伝え、「見守ってるよ」という言葉を追加することで、より側にいることを強調してくれています。僕のように、病気の場合もそうでしょう。先日の北京五輪において、高木菜那さんが転倒した後の、高木美帆さんの行動もそうでしたよね。本当に辛い時には、言葉はいらない、ただ寄り添って見守ってくれていることが嬉しいものなのだと思います。
そして、個人的に一番好きな歌詞といいますか、この6年半の間、一番大切にしてきた言葉が、ここで出てくる「何度だって立ち上がって歩き出せる」という言葉でした。
ここで倉木麻衣さんが使った「立ち上がって歩き出せる」という言葉は、おそらく比喩的表現というか、「心」のことを指しているのだと思います。
でも僕の場合は、文字通り立つこともできませんでしたし、当然歩くこともできませんでした。だからこそ、俺の心は強いはず!必ず何度だって立ち上がってみせる!歩き出してみせる!と思い続けることができました。
今も普通に歩けるわけではありませんが、この当時は5分も座ることができない時であり、3年くらいかけて300歩くらいまで歩けるようになりました。
その度に毎日毎日、反動で?かは分かりませんが、苦しい症状と付き合ってきました。それでも頑張ってこれたのは、毎日聴き続けたこの曲の「何度だって立ち上がって歩き出せる」という言葉に励まされ続けてきたからでした!
もっと言えば、サビの最後に続く「Sun will shine on u」という言葉を信じることができたから!大事なフレーズなので、麻衣さんも二度繰り返しているのだと思います。
必ず明るい未来が来るはずだ!いつか俺にも太陽が降り注いでくれるはずだ!!そんな希望を持つことができたからこそ、苦しい場面も何度も乗り越えてきました。
少しずつ上向きだった5年半から一転、ここ1年間はホントに苦しい状態が続いています。正直心もほぼ折れ欠けています。それでもやっぱり!今こそもう一度、この言葉を胸に頑張っていきたいと思います。俺なら出来るはず!今このタイミングでこの記事を書くことになったのも、何か意味があるんだと思います。自分の好きなタイミングで書いているだけとはいえ(笑)、でも偶然でもあるんですよ実際。
出だしから涙が止まらない2番の歌詞
珍しいね 君が弱音はくなんて
今までで 一度もなかったのに
きっと疲れてるんだね 毎日のことで
挫けそうな時もあるさ
2番の歌詞では、出だしからいきなりマックスです!笑
頑張れば頑張るほど、そして張り詰めまくっている時ほど、この部分を聴くと涙が止まらなくなってしまいます。
自分で言うのもなんですが、あの時の自分の状態で、よくあそこまで弱音をはかずにいられたなって思います。でもやっぱ、自分では無意識で分かってるんですよね。それが自然体ではなくかなり無理しているだけってことが。
だからこそ、この部分の歌詞が耳に入ってくると、高確率で涙が勝手にあふれてしまっていました。倉木麻衣さんには見透かれていたようですが(笑)
この記事を書くにあたり、今聴いてみたのですが、涙出ちゃいましたわ!笑
やっぱり今、完全に張り詰めているようです。1つのバロメーターになるかもしれませんね。今さらもう、泣くこともないと思っていましたが、この曲の破壊力はやっぱりすごいですわ!笑
何より麻衣さんの語りかけるような歌声が、あまりにも優しいんです!文字面で見ている以上の数倍の破壊力があるので、皆さんにも是非聴いてみてほしいです。
ここで麻衣さんが一番言いたいことは、珍しいね・挫けそうな時もあるよね、と寄り添うことで、弱音をはいてもいいんだよ!ということを逆説的に伝えているんだと思います。
先日、いつかパンクするくらいなら、弱音や素直な氣持ちを話してもらった方が嬉しい!と友人に言われました。なんだか泣きそうになる言葉でしたが、ここで麻衣さんも伝えてくれているように、僕も辛い時は辛い!とちょっとずつ言える勇氣も必要かなと思いました。ホントはそっちの方がいいのかもしれないけれど、ネガティブな言葉を口に出す怖さみたいなものもあるんですよね。
まあ、こーゆうのは難しいですね。あんまり考えすぎずに自然体で!というのが一番の正解なんだと思います。少しずつですね(笑)
I never give you up 大切な 君だから
もしその君の 涙を拭えること出来るなら
今まで 君がいてくれたでしょ
今度は私が支える番でしょ
続く歌詞がこちらなのですが、こういった表現ができるのは、倉木麻衣さんの人柄じゃないと書けないと思います。
そして、普段からこういった発想で生きていないと出てこない言葉や表現ばかりなんですよね。僕みたいに、その場しのぎの生き方とは違うんですよ(笑)
麻衣さん人間力のすごさは、ファンならみんな知っていることですが、接してみたらすぐに分かると思いますよ、この方の人間力の素晴らしさが!
ちょっと話はそれるんですが、東日本大震災の救援・復興の資金に充てるために制作された「あなたがいるから」という曲があるのですが、この曲の歌詞もすごいんです!僕は病気になったことで、こういった曲の優しさや麻衣さんの素晴らしさを改めて感じたわけですが、もっと多くの人に聴いてほしいです!必ずや、救いになってくれるはずです!
で、話を戻して、この部分の歌詞の内容に関しては、僕の周りの家族や友人たちが想っていることを、麻衣さんが代弁して歌ってくれているように感じるわけです。
直接言葉に出すのはお互い恥ずかしいので言いませんが、周りの人のこういった氣持ちは伝わっています!だからこそ今度は!自分の周りの人に何かあった時に、誰かの力になりたいと本氣で思えてくるわけです。そこまで思わせてくれるのが、この曲のもつ本当の素晴らしさなのかもしれません。
どんな辛くても一人じゃない 君の側で
いつだって 君のこと 見守ってるよ
baby don’t cry 強いはず 君の心
何度だって 立ち上がって歩き出せる
Sun will shine on u
and the sun will shine on u
そして、もう一度サビがやってきます。
何度聴いても、この歌詞には力強さがありますね。何度だって立ち上がってやるぜい!って氣持ちになってきます。
どんな離れても 君だけを見つめてるよ
引き裂けないよ 誰にも 二人の心は
今だけだよ 遠く離れているのは
君のことを待ち続けるよ
I love u so…
and I always love you so
この最後の部分の歌詞は、捉え方が少し難しいですね。聴く人によって捉え方も変わってくるかもしれません。
どれだけ物理的に距離が離れていたとしても、心は近くにいるよ。ということを表現しているのかなと、僕は理解しました。つまり、どんなことがあったとしても、必ず心は寄り添っているからね!大丈夫だよ!ということを言っているのだと思います。
個人的な経験では、思い起こされる記憶があります。病気が一番ひどかった時に、ある友人が家まで来てくれ伝えてくれた言葉。
「これだけは伝えておきたいけど、俺たちはずっと待ってるから!」
あの状態の時の僕にかける言葉って難しかったと思います。そんな中、真っすぐな眼で選んでくれたこの言葉はめちゃくちゃ印象に残っています。自分だけが別世界に来てしまったと感じている時期でした。ここの歌詞でいう、自分だけがみんなと遠く離れてしまったと…
でもそれは、物理的な距離だけであって、心で待ってくれているのが嬉しいですよね。あれから6年以上もまだ待たせてしまっているわけですが、「その時」が来るのを待ってくれているのが、自分や家族だけじゃなく、他にもいっぱいいると思うと頑張れる氣がします!
どうでしたでしょうか?
「Sun will shine on u」という曲の破壊力を、少しは伝えることができたでしょうか?
僕が感じた歌詞のすごさだけでも、これだけあります。聴く人の立場や環境によっても、きっと捉え方は変わってくると思います。
でもこの歌詞は、どんな人にも寄り添ってくれるものであると思いますし、倉木麻衣さんの優しい歌声と、優しいメロディーが合わさることで、さらに心に刺さると思います!
この曲が含まれている「OVER THE RAINBOW」というアルバムは、ホントに寄り添ってくれる曲が多いので、是非とも一家に一枚!持っていてほしいです。
後悔はさせません!笑
ファンとしては、是非ともアルバムを購入してほしいところですが、少なくとも「Sun will shine on u」だけでも、何かの媒体で聴いてもらえたら嬉しいです。
それでは、本日も読んでいただきありがとうございました!
参考までに、こちらのツイートからサビの部分が少し聴けます!
残暑お見舞い動画
From Mai.K🍉
Ride on wind🎶
🐙夏の疲れもでませぬように
くれぐれも体調にお気をつけて。
健康で、笑顔で、
共に、乗り越えられますように😁✌
by Mai.K💁♀️8月の終わりに…
「Sun will shine on u」
しみます…✨😿#倉木麻衣 #maikuraki #残暑見舞い pic.twitter.com/4UZYI8hfAr— 倉木麻衣 Staff (@mai_k_staff) August 27, 2020