こんにちは、ゴローです。
本日の記事では、「ウイルスに負けない!免疫力を上げる最強の方法」という書籍について書いていきます。
タイトルのとおり本書は、ウイルスに負けないよう、免疫力を上げるための最強の方法を分かりやすく解説してくれる一冊となります。
著者は、医学博士でお茶の水健康長寿クリニックの院長、白澤卓二さんです。300冊以上の著書を出版し、ベストセラーも多数と実績のある方です。
〇コロナをはじめとした感染症に不安のある方
〇花粉症・アレルギー・自己免疫疾患などで苦しんでいる方
〇免疫力を高めたいけど、具体的な方法がよく分からない方
書籍の主な内容・目次の紹介
2年以上も流行することとなった新型コロナウイルスの影響もあり、「免疫」という言葉を耳にする機会や意識することが、これまで以上に増えてきたのではないでしょうか。
「免疫・免疫力」。よく聞く言葉ですよね。簡単に言ってしまえば、体を守るための防衛システム、といったところですが、その仕組みはかなり複雑なものです。
そんな「免疫力」について、様々な角度から、エビデンスに基づいた確かな内容のものが、厳選して書かれています。
第1章では、皆さんが一番氣になる内容であろう、コロナ渦における免疫力や感染対策に関することを、〇✖形式で分かりやすく解説しています。
その後、免疫が上がることによるメリットや、複雑な免疫システムについて、難しい内容を分かりやすく説明してくれています。
最後に、免疫力を高めるための食べ物・食べ方の紹介や、日常で氣をつけるべき免疫力を高める生活習慣が具体的に紹介されていますので、実践的な内容もあり嬉しいところです。
1章:コロナ禍で明らかになった“免疫力・新常識” Q&A
2章:免疫力が上がれば こんなイイコトが起こる!
3章:免疫システムを知って 免疫力を味方につける!
4章:免疫力を下げる“高血糖”と“炎症”
5章:ひとつでも多く実践しよう 免疫力を高める食べ物・食べ方
6章:これさえ守ればOK 免疫力を高める5つの生活習慣
コロナ渦の“免疫力・新常識”からピックアップ!
この章からは、2つの内容をピックアップして紹介したいと思います。
1つ目の内容です。
コロナ渦において、テレビで情報収集することは〇か✖か?
感覚的に、テレビの情報を鵜呑みにするのは✖であろうというのは分かりますよね。実際、テレビの情報は偏りがありすぎると、著者の白澤さんも警鐘を鳴らしています。
全ての人に対して同じ感染対策を促したり、ワクチンに関してもそうですよね。何より問題なのは、感染者数だけを連日報じて、視聴者を恐がらせている点です。
そもそも、陽性者数=感染者数ではないそうです(僕も知りませんでした)。検査で陽性になっても、症状がないのであれば感染者ではないそうなんです。しかし、日本のメディアでは、陽性者全てを感染者数とするため、より恐怖を与えてしまっているわけですね。欧米などのメディアでは、「陽性」と「感染」をきっちり区別して報道しているそうです。
自分自身を守るためにも、基本的な感染対策をしっかり行った上で、必要以上に恐怖をあおってくるテレビはあまり見ない方が良いかもしれません。
続いて2つ目の内容です。
風邪やインフルエンザには治療薬がある、〇か✖か?
答えは✖です。これは、僕自身も病気になるまで知らなかったことなのですが、抗生物質というのは細菌感染には効きますが、ウイルスには効果がありません。
風邪で病院に行くと、なんらかの薬が出されることが多いので、治療薬がるように僕らは思ってしまっているわけですが、「風邪の治療薬ができたらノーベル賞もの」と実際には言われているそうです。
じゃあ、風邪やインフルエンザ、そしてコロナウイルスを治しているのが何かといえば、それが体内の免疫システムなわけです。つまり、免疫システムさえ正常に働いていれば、必要以上に恐れるものではないということですね。
もちろん、僕のように免疫システムが乱れていたことで、何かしらのウイルスが原因で、長年悩まされている人もたくさんいるわけですから、コロナに関係無く、感染対策などを普段から行った上で、免疫力を上げていくことは必要です。
免疫力が上がるメリットをピックアップ!
この章からも、2つの内容をピックアップして紹介していきます。
1つ目のメリット。
花粉症に悩まされなくなります。
最近では、花粉症に苦しむ人もかなり多いですよね。実は、花粉症も免疫に関係していて、免疫システムが正常に働いていれば、辛い症状に悩まされなくなります。
というのも、免疫システムが花粉を異物と認識しなければ問題ないわけですが、免疫異常により花粉を攻撃対象とみなしてしまい、免疫グロブリン(IgE)という抗体がつくられます。
ハウスダストやダニなどのアレルギー症状も同じメカニズムですね。
こういった辛い症状を薬などで抑えても、根本的な解決にはなりません。自身の生活習慣などを見直すことで免疫力を上げていくことが必要になるわけです。
2つ目のメリット。
がんになりにくくなる。
これも大きなメリットですよね。実は、私たちの体内では、毎日数千個のがんの芽ができているのですが、免疫細胞がこれらを攻撃してくれているのです。
つまり、免疫システムが正常に機能していれば、がんの芽は排除されてがん細胞に成長することはなくなります。逆に、免疫システムが低下してしまうと、がん細胞を攻撃する力が弱くなってしまうわけです。
2人に1人ががんになると言われている時代です。普段から免疫力を上げておくことを意識して、リスクを減らしておきたいところです。
免疫力を高める食べ物・生活習慣をピックアップ!
最後に、免疫力を高めるための具体的な方法をいくつか紹介します。
まずは、血糖値を上げない食べ方・食べ物を意識するということです。
血糖値の上昇をできるだけ抑え、体内の炎症を抑えることが、免疫力を上げるためには大切なことだからです。
分かりやすいところでは、食べる順番を野菜からにするということです。
最初に野菜のおかずから食べるようにするだけで、血糖値の上昇がゆるやかになることが証明されています。糖尿病の患者さんの食事療法などにも取り入れられています。
食べ物に関していうと、小麦製品をできるだけ避けることも重要です。
小麦を使用した食べ物は血糖値を上げるからです。ラーメンやパスタやパンなどですね。えっ、全部美味しいものばかりじゃん!笑
と思ってしまいますよね。全てを我慢することはストレスにもなりますし、少しずつ減らしていくことが大事なのだと思います。余談ですが、僕はかつて1ヶ月に15杯以上食べていたラーメンを、現在では週1以下に減らしています。
病気で食べに行くことが難しいから・・・できているだけかもしれませんが(笑)
生活習慣ももちろん大切です。
しっかり眠ることと、適度な運動をすることで免疫力は高まります。
当たり前といえば当たり前ですが、意外と継続することが難しいですよね。病気になってから治すことはホントに大変です。予防できる段階から、意識しておく重要さをお伝えしておきたいです!
最後に、ストレス対策も重要です。
これが一番重要かもしれません。著者の白澤さんの経験からも、100歳を超えて元気に過ごしている方は、みなさん楽しそうに生きていて、ストレスとは無縁な人ばかりだそうです。
ストレスをためないように、と言われても難しい部分ではありますが、外に出て太陽の光を浴びる、自然豊かな公園などを少し歩いてみる、そういったことの積み重ねでいいのです。
先ほども言いましたが、大病してから、治していくことは簡単ではありません!歩くことも簡単ではないですし、日々のストレスの重みもかなりのものがあるからです。
対策できるうちに対策しておきましょう。
そして、どんな大きな病気があってもできることがあります!
笑うこと!笑えば笑うほど免疫力が上がることは証明されています。がんを抑えることで有名なNK細胞も増加します。
この記事では、免疫力を上げることのメリットや、免疫力を上げるための具体的な行動の一部を紹介させていただきました。
本書には、その他たくさんの具体的な方法が書かれています。皆さんそれぞれが、取り組みやすいものから実践していただき、免疫力を上げていっていただければ嬉しく思います。