名古屋21大師霊場(車いす)

第2番札所「稲園山 七寺」参拝へ。遍路道中の大須商店街で人生初のインスタ映えを狙う

 

こんにちは、ゴローです。

車いす遍路1日目(2019年2月実施)の続きです。

本日の記事では、第二番札所である「七寺」の紹介と、三番札所に向けて進んでいきます。遍路道の途中にある「大須商店街」にて、休憩するのにオススメのお店(デザート)も併せて紹介していきます。

それでは、宝生院(大須観音)を後にし、第二番札所である「七寺」へ向かっていきます。

大須観音からは500m、徒歩3分の道のりということで、遍路初心者にとっては、何ともありがたい距離でした。札所間では、ここが一番短い距離になります。

ほぼ1本道になっており、人も車もほぼ通らない道だったので、車椅子でも5分でたどり着けました。

 

第二番札所「稲園山 七寺」とは?

 

入口正面は写真のような感じで、格式の高そうな感じで迎えてくれます。

段差も無いので、車椅子でも通りやすいとは思いますが、少しでこぼこしているので、自走で進むには少し苦労するかもしれません(誰かに押してもらえれば簡単に通れると思います)。

「七寺」は、正式名は稲園山正覚院長福寺(とうえんざんしょうかくいんちょうふくじ)といい、奈良時代の天平7年(735)に、僧の行基により、尾張国中島郡萱津に正覚院が開創されたことに始まる、真言宗智山派(ちざんは)の名刹です。

行基と言うと、東大寺の大仏を造ったということで有名ですが(日本史の授業でよく出てきましたよね)、こんなところにも影響を及ぼしているんですね。

七寺という、ドラゴンボールでも集めたくなるような目をひく名前ですが、延暦6年(787)に、紀是広によって七堂伽藍が建立されたところから来た名前だそうです。

その後、稲沢、清州を経て、慶長16年(1611年)に、徳川家康の命により現在の地に移転されました。本堂が清洲から移築されたのをはじめ、諸堂が次々と再建されていきました。元禄13年(1790年)には、徳川光友の計らいにより三重塔が再建され、これにより七堂伽藍の全てが整い、尾張徳川藩の祈願所として栄えることになりました。

ただその後、七堂伽藍の全てが、空襲によって消失してしまったとのことです。お寺の名前にもなった七堂伽藍が・・・、と思うと、少し悲しくなりますね。

 

「稲園山 七寺」の境内は?

お寺の中に入っていくと、間違いなく、最初に目に飛び込んでくるのは、この大仏です。まさかこんな所に大仏が、とビックリしました(笑)

僕と比べてみても、1.5倍くらいの高さはあると思います。小さなお寺なので、こんな大きい大仏に出会えるとは、なんだか嬉しくなりますね。

本堂の前に鎮座しているこの大日如来像ですが、この青銅製の仏像は、先ほどの七堂伽藍を焼き尽くした太平洋戦争にて、同じく被害に遭ってしまったそうです。一部は溶けてしまいバラバラに崩れ落ちてしまったそうですが、欠損した部分を銅板で復元し、現在のお姿になったということです

確かに、いたる所に修復跡が残っていました。戦争に対する戒めにもなりますし、そんな中生き残った大仏を見ていると、多くの人に勇氣を与えてくれる話だなと感じました。

 

「稲園山 七寺」駐車場の情報など

 

〇住  所:愛知県名古屋市中区大須2丁目28−5

〇電  話:052-231-1715

〇アクセス:地下鉄鶴舞線「大須観音駅」より徒歩7分

〇駐車場 :無料駐車場あり(3台)

 

 

 

大須商店街でインスタ映えを狙う

 

七寺で参拝を終え、次の三番札所である「成田山萬福院」に向かいます。

僕の体力では、お寺までたどり着くのは難しそうですが、次回の遍路のために少しでも進んでおきたいということで、再出発です!

そして、この遍路道中には、名古屋市の代表的な繁華街・商店街の一つでもある「大須商店街」があります。2003年にはじまった「世界コスプレサミット」を筆頭に、この商店街では様々なイベントが開かれています。

多くのテレビ番組で目にする機会も多いと思いますが、個人的には自宅の近くにありながら、全く行くことの出来ない悔しい思いをしてきました。

そんなこともあり、この商店街で食べ歩きをするぞ!(体力的に複数店舗に行くことは出来ませんが)ということが、この遍路初日の最大の目標でした

商店街は人が多く走りづらかったので(整備されていても、端の方は意外と勾配がきつかったため)、極力人の少ない道を選んで走りました(写真のような感じです)。

道の真ん中が一番走りやすいので(ど真ん中以外はちょっとした勾配でもきつい)、車が極力通らない道を選ぶことになります。

 

途中から商店街の中に入り、本日の休憩場所のお店に向かいます。大須商店街連盟に加盟しているお店だけでも、450店舗くらいあるらしいのですが、その中でも僕が行きたかったところはココ!

☆MANHATTANROLL ICE CREAM(マンハッタンロールアイスクリーム) 大須店☆

理由は、「インスタ映え」。その一点です(笑)

元々、食に関しては、見た目よりも「味」を求めるタイプなのですが、悔しかったんです!インスタ映えに絡むことができなかったことが。

病気になってからというもの、「インスタ映え」という言葉が流行り出して、ついには、「2017 ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞にまで選出されることになりました。

その間ずっとベッドの上で苦しんでいるだけだったから、僕も早くこの言葉を使ってみたかったんです!そのチャンスが今回だ!と思った、ただそれだけです(笑)

見て下さい。4年ぶりの大須商店街にて、僕の人生初のインスタ映え写真です!どうでしょうか!?映えていますか!?僕が食べた「グリーンティーショコラ」です。

このマンハッタンロールアイスは、元々はタイの屋台で売られていたものが、ニューヨークのおしゃれ女子の間で大流行したそうです。そして、日本では原宿につづいて2店舗目のオープンが、ココ大須店なんですよ!

実際、日本全国でもなかなか食べるチャンスのない貴重なアイスですので、大須観音・七寺へ参拝、遍路をされる際は、是非とも立ち寄っていただきたいスポットです。

少し値段は高いですが、見た目だけでなく、味もけっこうしっかりしていました。卵が使用されておらず、牛乳、生クリーム、シロップを独自の配合で合わせて作られているらしいのですが、甘すぎることもなく、でも濃厚で、長い時間舌を楽しませることが出来るアイスだと感じました。後味に広がる抹茶の風味もいいアクセントでしたよ。

ちなみにロールアイスとは、マイナス20度以下のコールドプレートの上に液状のアイスベースを乗せ、固まったものをうすく伸ばして丸めたアイスとのことを指します。

この「マイナス20度」という数字を言い当てると、トッピングが無料でもらえるみたです。毎回このクイズタイムがあるのかは分かりませんが、買われる方は、覚えて行くとチャンスがあるかもしれません。

 

 

車いす遍路、初日を終えてみての感想

 

何か新しいことを始めようとする時の、独特な緊張感というか、高揚感・ワクワク感・不安などが混じったものを感じることが出来ました。

最近はそういった機会もあまりなかったので、それだけでも非日常な雰囲気を久しぶりに味わうことができて良かったと思います。

10分以上車椅子を漕いだのはこの日が2度目で、そして、「公道」を走ったのは初めてでしたが、やはり簡単なものではないなと感じました。

左腕の感覚がだんだんなくなっていく感じですね。自分で思っている以上に力を使っているのでしょう。そして、同じ筋肉を使い続ける経験が、あまりに無かったということでしょう。そおいった点では、このような張りや痛みは感じていった方がいいのかなと思います。

全体的な体調に関しては、やっている最中は悪くはなかったと思います。普段長時間座っている時と比較すると、同じ時間でも症状は軽めだった氣がします。

必死だったんでしょうね!ドーパミンが出ていたんでしょうね!後から振り返ってみると、やっぱり、こうゆう感覚が必要なんだろうと強く感じました。

これから、いろいろな時があるとは思いますが、きっといい方向に行くと思います。いや、行かせる!楽しんでやっていきたいと思います!

 

【遍路1日目】の行程

 

A、大須観音(第一番札所)

B、七寺(第二番札所)

C、MANHATTANROLL ICE CREAM

D、大須三丁目の交差点

A→B 300m・約5分

B→C 750m・約20分

C→D 350m・約10分

 

途中、アイスを食べながら休憩を入れましたが、合計35分くらい、1.5kmくらい進むことが出来ました。

最後、少し遠回りのようになってしまいましたが、車を止めて、車椅子を入れてもらうためには、大通りではこの辺りしか難しく、このような形になりました。

少しでも三番札所に近づいておいたので、次は三番札所+αを目標に行きます!

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です