こんにちは、ゴローです。
本日の記事では、岐阜県岐阜市にある「鏡島弘法(乙津寺)(読みはおっしんじ)」について紹介していきます。
弘法大師ゆかりのお寺で、通称「鏡島弘法(かがしまこうぼう)」・「鏡島の弘法さん」として親しまれています。
また、国指定の重要文化財が三躰あるお寺「日本三躰厄除け弘法大師」としても、毎月21日に行われる縁日が有名です。
毎月最終金曜日には、プレミアムフライデー限定でいただける「金の御朱印」も大変人気があります。
ちなみに、お庫裡さん(住職の奥さん)は「スクール☆ウォーズ」で有名な女優・元アイドル歌手の岡田奈々さんのお姉さんなんですよ!近くには、渡し舟「小紅の渡し」や旧中山道などの観光地もあります。
そして、この鏡島弘法に関しては、僕と縁が深いお寺でもあり、個人的にも強い想い入れがありますので、本題のお寺紹介に入る前に、少し触れさせていただきます。
僕の5年続く現在の病気にとって、欠かせない因縁の場所なのです!
Contents
僕と「鏡島の弘法さん」との歴史
僕は小学校の途中まで、この鏡島地域に住んでいました。そして、小学生の僕にとっては、弘法さんと言えば「鏡島弘法」のことで、全国にたくさんの弘法さんがあることや、弘法大師という存在さえ、この時はまだ知りませんでした。
そんなことも知らずに、小さい頃はこの鏡島弘法で遊んでいましたし、毎月21日の縁日にもよく行っていた記憶があります。
そんなわけで、名古屋に引っ越してからも大好きだった鏡島地域にはよく顔を出していたのですが、最後に訪れたのが、2015年12月15日でした。
9月に病気を発症し、この時既にフラフラ状態で限界に近かったのですが、最後の力を振り絞って参拝しに行きました。そしてその夜、発作が起きて、ついに限界を超えて長い完全寝たきり生活に突入したという経緯がありました。
病気発症からほぼ5年後(この記事を書いている日でピッタリ5年です)、しかもそのタイミングで、僕の誕生日に合わせるかのように金の御朱印がもらえるプレミアムフライデーがやって来るという巡り合わせに僕は震えています(笑)
これはまさに、「お大師様のお導き」としか言いようがありません!
「あの日」以来の参拝を誕生日に行うことが出来、金の御朱印をいただくことが出来、一番元気だった幼少期の思い出の場所に触れることが出来、僕の状況もきっと前進できると確信しています!!
鏡島弘法(乙津寺)とは?
どういったお寺?
臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は瑞甲山(ずいこうさん)です。
通称「鏡島弘法」と呼ばれることが多く、梅の花や豊かな緑に囲まれたお寺ということで「梅寺」と呼ばれることもあります。
奈良時代の738年(天平10年)創建で、非常に歴史ある古刹です。当時乙津島と呼ばれていたこの地に、行基が築き、十一面千手観世音菩薩を自ら彫刻し安置したそうです。
本尊は、十一面千手観世音菩薩と不動明王になります。
境内の雰囲気は?
境内はかなり広くて、小さい頃からよく訪れていたのに、こんな立派なお寺だとは思っていませんでした(汗)
境内西側にある「大師堂」。写真手前が拝殿、奥が大師堂になります。
鏡島弘法の国指定重要文化財三躰とは?
境内北側にある「宝仏殿」に、国指定重要文化財の三躰が安置されています。
東寺(京都)、川崎大師(神奈川)と並び「日本三躰除厄弘法大師」の縁日といわれ、弘法大師の月命日にあたる21日に毎月行われています。
・木造十一面千手観世音菩薩立像(総金色像)
・木造毘沙門天立像(鞍馬寺式)
・木造韋駄天立像(韋駄天走りの言葉の由来)
鏡島弘法の四国八十八ヶ所霊場とは?
境内には、本堂(大師堂)を取り囲むようにして、八十八ヶ所を模した霊場があります。それぞれの霊場には、本四国の各寺院のお砂が入っています。
一部紹介していきますと、1番札所のある徳島県から順番に、霊場を進んでいくことができます。下の写真が徳島県ゾーンのスタートです。
その後、高知県・愛媛県と進んでいき、最後が香川県です(下の写真)。
こういった本場四国の八十八ヶ所霊場を模した霊場・お砂踏みがある寺院はありますが、ここまで立派な霊場は個人的には見た事がないです。
非常に貴重だと思うので、皆さんも是非四国霊場を一周して下さいね。四国遍路を巡礼したのと同じご利益が得られますよ。
鏡島弘法へのアクセス・駐車場など
○住 所:岐阜県岐阜市鏡島中2丁目8番1号
○電 話:058-252-2062
○アクセス:岐阜バス「鏡島弘法前」下車徒歩2分
○駐車場 :有(境内に約50台)
○公式HP :https://osshinji.com/
鏡島弘法(乙津寺)でもらえる御朱印は?
鏡島弘法の納経所
納経所は、大師堂のすぐ隣にあります。
仏様の多いお寺ということで、金の御朱印だけでなく、たくさんの御朱印があります。
鏡島弘法の金の御朱印
直書きでいただける「金の御朱印」です。
金で画かれた真ん中の弘法大師様がかっこいいですね!
鏡島弘法の重要文化財御朱印
書置きになりますが、国指定重要文化財の三躰それぞれの御朱印もいただけます。
インパクトもありますし、国の重要文化財ということで、是非ともいただきたい御朱印。
鏡島弘法の36不動尊霊場御朱印
「東海三十六不動尊霊場」第31番札所でもあるということで、お不動様の御朱印もいただけます。こちらは直書きでいただけます。
「東海三十六不動尊霊場」は、現在開創三十周年記念催事(令和3年3月31日まで)を行っているということで、御朱印の左上には記念宝印が押印されています。
金の御朱印、国指定重要文化財三躰を始め、多くの巡礼地の各札所ともなっている有名寺院ですので、皆さんも是非参拝に訪れてみて下さい。
・美濃三弘法札所:第三番札所
・美濃新四国八十八ヶ所霊場:第四十四番札所
・東海三十六不動尊霊場:第三十一番札所
・東海百観音:第五十二番札所
・美濃西国三十三観音霊場:第十九番札所