こんにちは、ゴローです。
本日の記事では、僕がまだ「完全寝たきり状態」だった5年半前に、取り組んでいたコトの1つを紹介していきます。
寝たきり状態の僕でも出来たことなので、なんとなく体調が悪いという方はもちろんのこと、何も取り組めることがない!と思ってしまっている人にも参考にしてほしいです。
当時の僕は、24時間ベッドの上でもがき苦しんでいるだけでした。座れなくてもいいから、せめてベッドの上で、少しでも落ち着いて横になれる時間があれば…と、何かリラックスできる方法はないか、試行錯誤している時期でした。
そんな中、本能的にたどりついた答えが、「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」の5つの感覚に対して、少しずつでもリラックスさせることが出来れば!
体全体に対しても、落ち着かせることが出来るはずだ!自律神経も整っていくに違いない!そんな仮説を立てていました。
こういった考えのもと、たどり着いた答えの一つが、
「1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)」といったものでした。
それでは、前半では1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)とはいったいどういったモノなのか?後半では、僕が実際に取り入れていった「1/fゆらぎアイテム」を紹介しながら話を進めていきたいと思いますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
Contents
1/fゆらぎとは何か?
なんとなく聞いたとのある方も多いかもしれませんが、ウィキペディア(Wikipedia)によると、下記の定義になっています。
1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)とは、パワー(スペクトル密度)が周波数 f に反比例するゆらぎのこと。ただし f は 0 より大きい、有限な範囲をとるものとする。
ピンクノイズはこの1/fゆらぎを持つノイズであり、1/fノイズとも呼ばれる。自然現象においても見ることができ、具体例としては人の心拍の間隔、ろうそくの炎の揺れ方、電車の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き方、木漏れ日、蛍の光り方などがある。また物性的には、金属の抵抗、ネットワーク情報流が例として挙げられる。
ウィキペディア(Wikipedia) より引用
イマイチ何を言っているのか、分かりにくいですね(笑)
簡単にまとめてしまうと、「規則正しくはないが、ある法則性をもち、自然界に普遍的に見られる現象(ゆらぎ)のこと」と言ったところでしょうか。
上記ウィキペディアの定義にもあった通り、「電車の揺れ」や「小川のせせらぐ音」などに対して、心地良さを感じた経験がある方も多いのではないでしょうか?
電車に乗っていると、氣持ちよくて眠くなってしまうことがあると思います。そんな、なんとなく氣持ちいい!という感覚を受けることが大切なんですね。
ちなみに以前、中京テレビで放送していたのですが、名鉄尾西線を走る電車の揺れは、中でもエフぶんのいちゆらぎを感じることが出来るそうですよ。いろいろな研究をしている人がいるんですねえ(笑)
1/fゆらぎの効果は?
それでは、なぜ「1/fゆらぎ」は、私たちに心地良さを与えてくれるのでしょうか?
それは、生体のリズム自体が基本的に1/fゆらぎをしていて、 この1/fゆらぎが快適性と関係があるからです。
これに関しては、東京工業大学名誉教授である武者利光先生の著書『ゆらぎの発想-1/fゆらぎの謎に迫る』によって解明されています。正直ちょっと難しい本ではありますが、1/fゆらぎを理解するにはこれ以上の書籍はないと思いますので、興味のある方は一度目を通してみて下さい。
音楽を聴かせた家畜が、リラックスして卵をたくさん産んだ。音楽を聴かせた観葉植物は、より早く成長するといった実験結果などもたくさんあります。これも全て、1/fゆらぎの効果だと考えられています。
心臓の鼓動だけではなく、体温の変化・目の動き・呼吸数・脳波(特にα波)にも、 1/f ゆらぎがあることが検証されています。そう考えると、僕たち人間の生体リズムと、1/f ゆらぎが共鳴して心地良さを感じるのも当然かもしれませんね。
これは僕個人の経験なのですが、不整脈がすごくて、かなりきつい時があります。そんな時、これも生体が作り出した1/f ゆらぎという不規則なゆらぎなんだ!と思うようにすると、氣持ちが少し楽になり、症状が軽減される時があります(事実です笑)。
1/fゆらぎを感じられる音楽・歌手は?
宇多田ヒカルさん
吉田美和さん(ドリカム)
MISIAさん
徳永英明さん
この4人は、「1/f ゆらぎの声」を持っているとよく言われていますが、科学的証明はなかなか難しいので確定はできないかもしれません。それでも、なんとなくこの4人なら確かに!って感じもしますよね(笑)
いずれにせよ、聴いていて心地良さを感じるということが大切なんだと思います。僕個人の意見では、最も1/f ゆらぎの声を感じる歌手は「熊木杏里」さんです。どの曲を聴いていても、かなりの心地良さを感じます。
音楽・歌手に関しては、自分が聴いていて心地良いと感じる音楽が正解なのかなという氣がしますので、皆さんも心地良さを感じる自分だけの音楽を探してみて下さい!
クラシック・ヒーリング音楽CDから1/fゆらぎを感じる
寝たきり当時の僕にできることは、音楽を聴くことぐらいでした。そのため、聴覚から1/f ゆらぎを取り入れることが一番多かったです。
中でもよく聴いていたのが、クラシックです。特にモーツァルトの音楽には、3000ヘルツ以上の高周波がたくさん含まれていて、1/f ゆらぎもを強く感じられるため、よく聴いていました。
昔からの知り合いには、嘘つけー!とツッコミが入りそうですがホントです。まさか僕がクラシックを聴くことになろうとは、むしろ自分が一番驚いています(笑)
もう1つよく聴いていたのが(今でも活用していますが)、「高原の朝」「α波1/fのゆらぎ~小鳥たちのさえずり~」という2つのヒーリングCDでした。
小川のせせらぎや小鳥のさえずり、木々が風で揺れる音などが感じられて、まるで森林の中にいるような氣分になれるのでオススメです!実際に森林や公園に行くのが一番いいですが、CDでもかなり心地良さを感じることができますよ!
ヒーリングCDという点では、全身の巡りをよくするための「マナーズ・サウンド」を取り入れていた時の記事もありますので、こちらも参考にしてみて下さい。
アロマキャンドル・ロウソクの火から1/fゆらぎを感じる
音楽とあわせて、よく使用していたのが「アロマキャンドル」です。アロマキャンドル・ロウソクの炎のゆらぎにも、1/fゆらぎの効果があります。
寝たきり当時は、電気の光に触れることが出来なかったので、電気をつけずにロウソクを照らして生活していました。まさか現代人がこんな生活をするとは…笑
そんなわけで、取り入れていたというよりも、必然的にキャンドルの1/fゆらぎ効果の恩恵を受ける毎日でした。さらに、瞑想やマインドフルネスを行っていることにもなりますので、ダブルで心身への効果は大きかったんじゃないかな、今考えてみると。
普通のロウソクの炎でも1/fゆらぎを感じることはできますが、アロマキャンドルを使用することで、視覚だけでなく嗅覚からも心地良さを感じられるのでオススメです。
僕がよく使用しているのは、ラベンダーの香りがする「ココドール ティーライト キャンドル」です。2,100円で100個もあるので、かなりお得でリピートさせてもらっています。
1/fゆらぎの風を再現する扇風機(パナソニック)
同じく寝たきりだった僕が重要視していたのが、1/fゆらぎの風を生み出してくれる扇風機でした。もちろん、寝たきりじゃなくても、今の時期誰もが必要ですけどね(笑)
Panasonic(パナソニック)の製品を使用しているのですが、信州の蓼科高原に吹く風を計測して、風速や強弱のリズムなど緻密なデータを採取・分析することで自然風(1/fゆらぎ)を再現させているそうです。
現代の進歩はホントにすごいですよね!実際、使用していてかなり氣持ちがいいので、皆さんも是非おうちにいながら1/fゆらぎの風を感じてみて下さい。
1/fゆらぎ現象から病気を治すヒントを(書籍)
最後に紹介したいのが、こちらの書籍です。
1/fゆらぎ現象に注目して、病気を治すヒントを得ていこうといったものになります。生体に流れている電気の動きを、心臓リズムの解析を通じて読み取る新しい測定手法なども出てきます。
また、「音楽療法」や「トランポリン療法」により、実際に症状が改善していった事例なども紹介されていて、ひじょうに興味深い内容です。
この本の内容を、文字面だけでなく「本当の意味で」理解できた時には、病気そのものの捉え方も変わって、生き方自体が改善していくような氣がします。
医学医療分野、生命科学分野でオススメされている書籍ですので、内容は確かに難しい部分もありますが、病気がなかなか改善しない方には特に、一度読んでいただきたいなと思います。何か少しでもヒントになるのではないかと思います。